光で遊ぶ!カラーフィルター付きLEDライトで魅せる2灯ライティング術
- 惠三 小山
- 6月28日
- 読了時間: 4分
こんにちは。スタジオぶぶの小山です。
本当に久しぶりにブログを書きます。
SEO対策として書かないといけない事はわかっていますが、根が不精なのでなかなか書き出せなかったのです。
お許しを…。
さて、今回は、Godox LED照明FV150+バーンドア ハニカムグリッドと4色フィルター一式について書こうかなと思います。
実は、これら一式をレンタル可能としたところ、スペースマーケットとインスタベースからのお客様から、オプションとして指定されることが多く、人気が高いことがわかりました。
ということで、目次です。
はじめに:なぜカラーフィルターライティングなのか?
撮影機材紹介
基本セッティング:2灯構成のライティング例
使用機材とフィルターの選び方
撮影時のコツ:照射角・距離・色のバランス
おわりに:実験から始めて“色”を味方に
はじめに:なぜカラーフィルターライティングなのか?
あなたが撮った写真に、もっと“感情”や“雰囲気”を加えたいと思ったことはありませんか?
単なる明るさではなく、被写体の持つイメージを引き出し、「世界観」を作る光の演出を考えてみるのはどうでしょうか?
それはスタジオならではのポートレート撮影になります。
スタジオぶぶでは、撮影の“実験室”として、このような光の演出を“実験”して欲しいと考えています。
今回は、照明にカラーフィルターを組み合わせることで、映像や写真に色彩のニュアンスを取り入れる撮影手法をご紹介します。
2灯構成でできる基本的なテクニックから、実際のセッティング例まで、初めての方でも試せるように丁寧に解説します。
撮影機材紹介
当スタジオの照明機材
Godox VL300IIとGodox FV150
バーンドア(遮光フラップ)付き
■ カラーフィルター:赤・青・緑・黄の4色セット
写真のようなスロット式の着脱可能なタイプ
■ 撮影スタジオ
写真①のような白背景・反射の少ない室内スタジオ
カラーフィルターとは?:簡単に色演出ができる便利アイテム
カラーフィルターとは、照明の前に取り付けて光の色を変えるアクセサリーです。赤、青、緑、黄などの基本色があり、雰囲気の演出にとても効果的です。
たとえば、青は“冷静・孤独”、赤は“情熱・緊張”など、色には心理的な印象があります。撮影現場でこれらのフィルターを活用することで、演者や被写体の表現をより豊かにできます。
3. 基本セッティング:2灯構成のライティング例
ここでは、基本的な2灯セッティングを2パターンご紹介します。
下の平面図は実際の撮影でよく使われる配置例です。
図A:左右から色付きのキーライトで演出
ブルーとレッドのフィルターを使い、左右から照射することでドラマチックな色の対比を演出できます。音楽PVやポートレートに効果的です。


図B:トップライト+アクセントライト構成
上から赤のトップライト、下から青の補助光を使うことで、演者の立体感やミステリアスな雰囲気を強調できます。


4. 使用機材とフィルターの選び方
今回使用した照明機材は Godox VL300IIやFV150などのLEDライトです。
別売のバーンドアとフィルターホルダーでカラーフィルターを装着するだけです。
市販のカラーフィルターセット(例:直径18cmの汎用型)はAmazonや撮影機材専門店で購入が可能で、複数色がセットになっており、コスパも良好です。

5. 撮影時のコツ:照射角・距離・色のバランス
カラーフィルターを使うときは、光の距離と角度に注意しましょう。
距離が近すぎると色が強くなりすぎ、肌が不自然に見えることもあります。
色同士のバランスを考えて、1灯は淡めに、もう1灯を強調するように調整すると自然なグラデーションが生まれます。

6. おわりに:実験から始めて“色”を味方に
照明の色は、作品のトーンやストーリーを一気に変えてくれる大切な演出要素です。
まずは身近なLEDライトとフィルターから始めて、自分なりの“色の演出”を試してみましょう。
今回の2灯構成のライティング例が、あなたの撮影に新しい発想をもたらすきっかけになれば幸いです。
「あなたの近くの撮影ラボでありたい。」
スタジオぶぶ
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